いっそ宝箱

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【考察】なぜ水溜りボンドに彼女が出来ると嫌な気持ちになるファンがいるのか


いま(9/10)Twitter上で、「水溜りボンドのカンタが新宿で彼女とデートしてたらしい」という情報が飛び交っている。
それに伴い、「カンタくんに彼女がいたら嫌だな…あーあ、なんで彼らはアイドルでもないのに、私はこんな風に考えちゃうんだろう。申し訳ない」と悩む女性ファンも増えている。

噂の発端になったツイートが見当たらないため真偽は定かではないが、このように一部のファンの動揺を誘っていることは確かである。

彼らはYouTuberであって、アイドルではない。
確かにそうだ。
けれど、一部のファンの方がそう思ってしまうのは仕方のないことだとも思う。

同じYouTuberでも東海とかカリブラとかは女性関係についても割とおおっぴろげにしている印象だ。けれどそんなおおっぴろげな彼らに対してでもガチ恋勢はたくさん居て、「もし彼らに彼女が出来たらなんか嫌だ…」と思う子はたくさん居る。YouTuberはプライベートな“家”という空間で動画を撮っていることが多い分、親近感も湧きやすいのだろう。

そんなおおっぴろげなYouTuberもいるなか、水溜りボンドの彼らは徹して

・彼女の存在を匂わさず
・下ネタに頼らずクリーンなイメージで
・男だらけのシェアハウスに住み
・僕ら芋だからモテませんよという姿勢で
・「今はYouTubeが楽しいんで」という硬派な発言を

繰り返してきている。
もはや恋愛禁止のアイドルよりもアイドルだ。

だからこそ、そのイメージを植え付けられた視聴者は“実際彼らに彼女が居た場合”、そのギャップに苦しむこともあるだろうし、「今まで言ってたこと全部嘘じゃん」「裏切られた」という気持ちを持つこともあるわけだ。

だが彼らは同時に(へきトラに対してだが)こうも言っている。

「実際に彼女いても、へきトラのこと信用してないんで居ないって言いますけどね。結婚しても“結婚してない”って言いますけどね」と。

なんだかこの言葉がなによりの真実のような気もする。視聴者のこと信用してる信用してないとかではなく。(だって彼らはへきトラのことも大好きだし)

しかし、彼らはなぜわざわざ硬派なイメージを視聴者に持たせているのだろう?
恋人の有無を聞かれても、「自分の恋愛をわざわざネタにしたくないんで」とか「プライベートなこと言いたくないです」とかは言わず、「今はYouTubeが楽しいんで」と答える。
そこをミステリアスにする真意はなんなのだろう。

・わざわざ言うことでもないと思っているのか
・言いたくないだけなのか
・最初は彼女がマジで居なかったからそう言っていたけど、YouTube始めて彼女が出来て、言い出せないのが続いているのか
・詮索されるのが嫌なのか
・彼女を特定される可能性があるからなのか
・動画には直接関係のないことだからか
・水ボンは基本下ネタ禁止だが、彼女=下ネタ=言うの禁止としているのか(だとしたら失礼な話だが)
・腐人気を減らさないためか(どこにだって一定数腐人気というものは存在する。お笑いにもアイドルにも無機物にも)

そんなこと、私にはてんで分からない。
でもなんらかの意図があるんだろう。もしくは意図なんてなんもないのだろう。

かくいう私も彼氏が出来たとしても別れるまで友達に言わないタイプだったりする。
もちろん遊んでるときに「最近婚活どう?」と聞かれたら嘘をつかずに「こないだこういう人とデートした」「彼氏できた」と答えるが、聞かれなかったらわざわざ自分からは言わない。恋愛相談もなるべく彼氏がいる子にしかしないようにしている。
そして何もかも終わったあとに、ネタのように「実はこういうことがありましてね」と伝える。
人にのろけることを恥ずかしいことだと思っているし、意見されるのが面倒だからだ。

しかし彼らはそういう訳でもないだろう。

ぶいし○くすの健ちゃんなどは悲しいほどにアイドルなことで有名だが、ちゃんと「アイドルなんて虚像ですよ」と言うことで一線を引いてる感じがする。
き○りーちゃんは「別にアイドルじゃないんだから恋くらいする」と公言している。
芸人さんに至っては恋愛のことをおもしろおかしく話せる話術がある。

水溜りボンドだって「恋くらいする」と公言してもよさそうなものだが、彼らはそうは言わない。
だけど、「恋くらいするよ?でもわざわざそんなこと公言しないよ?それくらい理解してくれてるよね?常識だよね?」という圧を感じるときはある。


他人のことなのでこの考察、「なぜ水溜りボンドに彼女が出来ると嫌な気持ちになるファンがいるのか」の正しい結論を出すことはできない。今までの文章はあくまでいちファンとしての私の意見だ。
だが、ファンで「こんなこと思ってしまう自分が嫌だ…」と思ってしまう子に言いたい。
大丈夫!!!それ思ってしまっても大丈夫なやつ!!彼らを観てあなたがどんなイメージを持つか!!それはあなた次第!!「いやあんたらYouTubeが一番いうとったやん!!あれ嘘かいな!!」って思ったとしてもその気持ちは間違ってない!!堤○一が「おれ50までに結婚できなかったらゲイになろうと思うんだよね。彼女?いないいない」って言ってたのに若い女性と結婚したとき、べらべらに下ネタばっか垂れ流す福山が結婚したとき、アイドルのキ○タクが結婚したとき、一部のファンはみんな同じようなツッコミをいれてきたんだ!!!そして立ち直ったりファンを辞めたりしてきたんだよ!!!その時どうするかを決めるのは自由!!たまに「それくらいでファン辞めるとかその程度だったってことでしょ?」って言ってる人いるけどそれは違う!!恋人がいて傷つくのも愛!!恋人がいたところでどうでもいいと思えることも愛なのだ!!愛は自由なのだ!!!

ちなみに私は藤○竜也が結婚したとき「あああああついにいいいい」と嘆いたけど、竜也ガチ勢の姉は「いや前から長いこと付き合ってた彼女おったから」と淡々としていたし
声優の鈴村が結婚して一部のファンが嘆いたとき、当時ガチ勢だった私は「いや前から掲示板とかで噂されとったし」と淡々としていた。

つまり、たくさんの情報を入手して、傷つかないための予防線を張っていたわけだ。ミスチルだ。
でも結局それが一番傷つかないし驚かないで済む気がするのでオススメです。ひねくれた考え方だけど。

あと「どういう彼(もしくは彼ら)を好きになったか」というのも大きく関わっていると思う。
私は一時期、某アイドルグループの男の子のファンをやっていた。その子はゆるくて可愛くて好きだったのだけど、あまりにもスキャンダルが出る上に仕事や先輩達に対しての態度も自分がかわいいと思える範疇を越えていたのでファンを辞めた。
CDやDVDを買い漁り、ファンクラブも入っていたけど「もう推せないからいいや」と思ったし、箱で推すにも一人「こいつぁダメだ」と思った人が居ることが耐えられず辞めた。ファンでいたのは2年くらいのもんだった。
知人に「あの整った顔で性格悪いってのが最高なんじゃない?」と言われたけれどそうではなく、単に彼の道徳観と自分の道徳観が合っていなかったのだと思う。
それに私は「ゆるくて可愛いけどスキャンダルまみれで先輩にちゃんとした態度とれないアイドルの子」を好きになったわけではない。私が好きになったのは「ゆるくて可愛いアイドルの子」だったのだ。集めていた情報が足りず彼がそういうタイプだと見抜けていなかったゆえに軽蔑してしまった。しかし、そういう彼だからこそ好きになるというファンも居る。本当に自由だ。好きも嫌いも続けるも辞めるも。


ただ、あなたの人生があなたのもの、私の人生が私のものであるように、例え生き甲斐になっていたとしても水ボンの人生も水ボンのものだ。
何をどう感じるか頭の中は自由だけれど、後輩について「最近出すぎじゃない?二人でやってほしい」と指示する権利も、「YouTubeが一番大切なんでしょ?だったら彼女は作らないでね」とこちら側が彼らに圧力をかける権利もないということは、きちんと意識しておきたい。