いっそ宝箱

日々のあれこれや何かの感想、考察という名の妄想など

夜の町を惨めが歩く

近所でやってる町おこしのイベントを覗いてきた。
去年もやってたやつで、私は去年のそのイベントがとても楽しかったのだ。
情緒があり、寂しさやノスタルジーがあり、暖かい美しさがあり。すごく素敵だった。好きだった。

今年は開催場所が違い、去年より広くなっていた。
そこにあるノスタルジーは薄かった。情緒もあまり感じられなかった。内輪ノリが強くなり、なんだかとても若い感じがした。
若さは小学生くらいなら可愛いのだけど、中高生くらいだとダサい。今年のは中高生だった。

これなら楽しみ方を変えようと、屋台を巡った。ビールとホットワインとどて串を食べた。そしたらなんだか酔っぱらってきて、そのまま天ぷら屋に行き天丼をテイクアウトして帰った。ビールを片手に。

家族連れが多かった。一人で来てる人はおじいちゃんくらいのもんだった。あの場所から酒を片手に帰るアラサーの私はまさに「お一人様」だった。着ていたワンピースが可愛かったことだけが救いだったけれど、それでもなお惨めだった。夜の町を惨めが歩く。

こんなこと考えている自分が一番愚かだ。古いイメージに引っ張られているのは誰でもない私自身だ。かなしい。シンプルに。

仕事を辞めようと思う。仕事を辞めるにあたって久々にすーちゃんの「どうしても嫌いな人」を読み返した。すーちゃんの考え方が好きだ。
辞めるのは春になるだろう。転職先の候補を出さないと。