いっそ宝箱

日々のあれこれや何かの感想、考察という名の妄想など

ライオン・キング観てきた

ネタバレになるので少し下げます
































めっちゃよかった。最高。かわいい。楽しい映画を作ってくれてありがとう。
私はプンバァになりたい。エドにもなりたい。

ちなみに観てきたのは吹き替え!!
プンバァを佐藤二朗が演じるってのを聞いた瞬間「ぜってー観る。ぜってー吹き替えで観る」と心に決めていた。なぜなら私はプンバァも佐藤二朗も大好きだから。ていうかそもそも合いすぎやろ役に。絶対そうやん。そりゃオーディション受かるわ。ありがとう。
そんでいい時間がなかったのでMX4Dで観た。MX4Dは人生で2回目。あれ楽しいよね。でも初めてのMX4Dが銃乱射するような激しい系の映画だったからか、物足りない感じはした。でも王様にお辞儀するとき我々観客も一緒にお辞儀する体制になるのワロタ。楽しい。昔すべらない話でジュニアがMX4Dを体験して「いやこれ誰目線やねん」って感じたという話を思い出す。私たちは何にでもなれる……。

プンバァかわいかったな~~~。
子ども時代のシンバも超絶可愛かった。この映画“かわいい”を詰め込みすぎなのでは……??歌も美味すぎでは?『王様になるのが待ちきれない』めちゃくちゃ好きな歌なので楽しかった~。ディズニーならライオン・キングの挿入歌(?)が一番好きなんだよな。どれもこれも。体がノっちゃう。もっかいアニメ版も観たくなってきたレンタルしよ。

でも実写もめっちゃよくて~~~!!!!!!

動物たちが可愛いよぉ!!!!!
私はアラサーになるくらいまで基本的に動物って別に好きではなかったんですね。「愛される造形をしてるなとは思う」とか言うてるような感じ。中二病とかじゃなくてほんと単純に動物に興味がなかった。アラサーになってから動物にも「かわいい~」って思うようになった。母性が行き場をなくしてるから。
ただペットショップの動物は今でもあまり好きではない。狭いところに入れられて可哀想に、と思ってしまう。牧場動物は好き。広々としたとこで過ごしてるので。定期的にヤギ観に行くもんな。

好きな動物ランキング
一位……ヤギ
二位……ワオキツネザル
三位……馬
殿堂入り……バク、ザリガニ

って感じ。猫とか犬は人が飼ってるやつなら好き。かわいい。ていうか聞いて9月になったら通販で馬刺届くねん。楽しみ。

話戻すわ。
そんなね、広々とした所で走り回る動物たちをたくさん観ることができました。しかも3Dやから奥行きぃ!!振動ゥ!!!楽しいね。

プンバァ可愛かったなぁ。一生好き。
残念ながらあの曲はなかった。「食べてごらん肉の塊♪プンバァならお味はいいぜ♪」ってやつ。あの曲好きすぎて幼き頃メモして覚えて歌ってたわ。
あれは今の時代にはそぐわない歌なのかもしれんね。コレステロール♪たっぷりさ♪あんたもすぐなれる♪ってね。大好きだけど。
そんでプンバァが怒るワードも変わってた!
アニメでは「ブタ」で怒ってたと思うんだけど(“ブタさん”って呼ばなきゃダメ)(そもそもお前イノシシやろがい)、実写では「ずんぐり」ってワードに怒ってた。「ずんぐりだと?」って。そんでね、怒り方が最高でね。「ずんぐり」って言うてきたハイエナ達に怒ってズンズン立ち向かっていってね。

「ハイエナからは逃げる!!でも逃げない!!イジメからは!!!」

ってね、言っててね、完璧に覚えてるわけじゃないけどもこういう感じのセリフでね。もうね、これって被害者だけじゃなくて周りにいる“イジメを見てみぬフリしてる全員”にも言えることだと思うのね。泣いちゃった。プンバァ大好き。君になりたい。

ハクナ・マタタの曲の最後の方でもさ、歌い方にアレンジ加えてきたシンバに対して「でもどんどん良くなってる」って言ってたんだよ。ほんと褒め上手。最高かよ!!!!優しくて強くておもしろい!!!!大好き!!!!プンバァ!!!!!君になりたい!!!!!

ほんで亜生くんが思ってたよりずっとずっと上手かったしティモンに合ってた。ていうかティモンやった。トイ4のチョコプラもそうやったけど合うな~~。オーディションってすごいな。ほんまに合う人を選んでるんやな。全員合ってた。あんなにアニメを観て育ってきたのに実写になんの違和感も抱かなかった。すごい。ディズニー信頼できる~~。

スカーは予告では「髪黒くないじゃん」って思ってたけど後ろ髪ちゃんと黒かったよ。
スカーの若い頃の話とかあったら泣いてしまいそうだな。次男とか次女の「自分は誰からも選ばれないコンプレックス」ってすごいじゃないすか。わたし次女なんですけど。私は中間子だから余計それが強かったんですけど。
スカーだって最初からあんなんじゃなかったと思うんだよなぁ。最強のお兄ちゃんを持って生まれてきて、自分の方が頭はいい(悪知恵が働く)はずなのに勝てなくて、好きな人からも選ばれなくて、甥のシンバにも「僕が王様になったら、おじさんにも命令したり指図したりするんだよ」って馬鹿にされて(シンバは幼かっただけでもちろん馬鹿にしたつもりはない)、痩せこけて、卑屈になって、ハイエナに権力振りかざして仲良くしてもらって、でも本当はハイエナと仲良くなりたいわけじゃなかったからハイエナのことも馬鹿にして、最後にはみんなに嫌われて食われるんだよ。太宰治とか中村文則の小説に出てくる主人公かよ。人生とは、って考えてしまうわ。
でもムファサ殺した時点でもうあかんわな。どれだけ惨めな気持ちになっていたとしても殺してはいけない。ダメ。
でもそうなる前になんとかならんかったのかなぁ、と思ってしまうな。
愛されたことのない奴は愛し方も分からんのよ。だって教えてもらわないと学習できないから。「これが愛なんだ」って感情を知らないから。人からされてきたことしか出来ない。愛されたことのない奴に「みんなを愛しなさい」「誰かを愛しなさい」「優しくなりなさい」なんてあまりにも酷。どこまでいっても孤独。つらい。
でも逆に、全てを環境のせいにして自分自身を発起させなかったらああなるんだな、という教訓にもなるね。気を付けよ。環境のせいにするのは思春期まで。あとは傷ついても自分で立て。1人でも立て。これもう自分に言い聞かせてる。いい大人なんだから自分から変われ。自分が頑張れ。自分で環境を整えろ。
スカーは一人で自由に生きられるところを探しに行けばよかったんだよ。例えそれを周りが許さなくても、あの土地に縛られることはなかった。一つの場所にとどまって絶望することない。スカーは実家を出よ。

それはそうとムファサの大和田伸也さんが最高すぎてずっとキャッキャ言うてた。心の中で。
江口洋介は脳男って映画観てからずっと苦手だった(演技が上手すぎて役のイメージ引きずってた)けどスカーで克服した。スカーおじさん大好きだから。

大好きと言えばエドも大好きなのだけど、実写のあの子はエドじゃなかったのね!?!?でも似てたよ!!エドほどの天然力は発揮してなかったけど、それでも十分可愛かった!!「エドは?」のシーン大好きだからそれがなかったのは寂しいけど、エドじゃないなら仕方ねぇ。だって可愛いもんね。癒された。大好きなんだよ。プンバァと同じくらい好き。


はー楽しかった。映像がすごく綺麗なので、星空のシーンではプラネタリウムに行ってるような感覚になったりした。ライオン・キング最高~~~!!!!!!