いっそ宝箱

日々のあれこれや何かの感想、考察という名の妄想など

わたしの自立

自立……自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと
(Google先生調べ)


一人暮らしを始めて4年目になる。


自立出来てるかって言われたら微妙だけど、自分のことを自分だけで養えてるからオールオッケーな気はしてる。ちゃんとご飯食べて清潔な服を着て働いた金で納税してる。
家の中は「おかん住んでんの?」と言われるくらい生活感あってダサいらしいけど、家賃払ってるのもここに住んでるのも私だからそれを言われるとカチンとくる。ここはあんたの部屋じゃないよ、オシャレにしたいならあんたの部屋でしな、と思う。
私は私にとって必要なものが全て揃っていて無駄に凝ってないこの家が好きだ。好きな漫画と本に囲まれていて、壁には知り合いの子どもにもらった絵を飾ったり、思い出の写真を飾ったりしている。

逆に自立できてないな~と思うのは、親からの呼び出しを断れないときだ。
うちの家族はとっくに破綻してるのに家族ごっこを続けようとしている。親に言われて実家に泊まるとき、私は大体体調を壊す。
でも姉や弟がまだ実家で親のご機嫌を窺いながら住んでいるので、私が行かないと姉や弟に危害が及ぶ可能性もある。そう思うと腰が重くても行かない訳にはいかない。
そんなとき、あー支配されている、私は自立できていない、と思うし落ち込む。


だけど賞味期限ギリギリの卵を全部使いきれたときなどは最高にテンションが上がるし、「最高だぜ!!私は天才だ!!」と思う。
実家にいたときは何をしても怒られたし何をどれだけ頑張っても「当たり前」とか「あんたはツメが甘いんだよ」と言われて褒められることもなかったし、なんなら落ち込むことばかりだった。
でも一人暮らしをしてからは自分で自分を褒めてあげられるようになった。お陰で心が平穏だ。

休日にずっと家に居て「今日はなんにも出来なかった」と思った日は、一日の終わりに『洗濯物と洗い物をしたから偉い!頑張った!そういえば部屋のコロコロもした!すごい!』など、小さな行いでも家計簿に書くようにしている。そうすると「ハーー、なんにも出来なかったと思ってたけど結構頑張ったな!?」という気持ちになる。一人暮らしを続けるうちに、そういう気持ちになるようになった。


自分へのハードルを下げること、それがわたしの自立なのかもしれない。



#わたしの自立

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