いっそ宝箱

日々のあれこれや何かの感想、考察という名の妄想など

年下の男の子#2


会ってきた。
近所のイオンで一緒に映画を観てご飯を食べてきた。

映画は漫画原作のラブコメもの。
原作はなんとなくしか知らなかったけど、キャストが好きな子ばっかりだったしストーリーもギャグたっぷりでおもしろかった!キャスト的にはなんならお姉と観に行きたいくらい当たりだったので、観れてよかったな。主題歌もよかった。

そして知人の紹介で知り合った男の子は、まぁ予想してた通りオタクっぽい見た目ではあった。でもイキリオタクっぽさはなかったからそれは良かった。ドラゴン柄とかポケットがいっぱい付いたシャカパンとか履いてくるとこまで想像していたので。

あとラインでもそうであったように、あまりこちらに質問はしてこなかった。
自分の話はよくしてくれたように思う。
今までは相手から根掘り葉掘り聞かれることばかりだったのでなんか新鮮。めっちゃ話してくれるじゃ~ん、って。
ていうか本来こっちが質問したら向こうも同じ質問をしてくるってのがある種の形式美だと思うのだけど、その子はそれがないんだよね。聞かれたから答えます!なんなら語ります!って感じ。

あとなんだろー。ふにゃふにゃしてたな。
こっちが主導権握ってあげないといけない感じの。女友達みたいな感じだった。レジとか注文とか私が率先して行ってたし。本人もカカア天下が理想だって言ってた。ふにゃふにゃなよなよしてるくせに偉そうにする男はむかつくけど、偉そうにされなかっったらふにゃふにゃしてても腹は立たないんだな、というのが新しい発見。「僕は家事とか基本出来ないけれど君は出来るよね?」みたいのがムカつくのよ。うるせー!!てめぇも同じ大人なんだからある程度の家事は出来てろよ!!と思うの。女にだけ生活力を求められても困るわ。こっちが風邪ひいたときに元気なてめぇが自分が食べた洗い物も自分の分の洗濯物も出来てなかったらブチ切れるからな、と思ってしまうの。

年下くんもそこらへんは心配だったな。
理想の相手に対して生活力を求めてた。知らん知らん。一人で生きてく自活力くらいはあって。ご飯炊いてくれる人とか求めないで。自分で炊いて。無洗米便利だよ。

ただ年下くん、目元はめちゃくちゃイケメンなので女友達になれたらそこを磨いていきたいな……。

ブコメ映画観たあとにやたらと「恋したくなりました~」と言ってきたが全力で無視した。無視してたら言わなくなった。傷つきたくないタイプの子はこういうとき便利だな、それ以上踏み込んでこないから。

知人の紹介で知り合ったけれど、私は君とは友達としてやっていきたいんだ。だから「お互い恋人いないし、僕もとりあえず恋人欲しいから付き合いません?」みたいなのはもう二度と嫌なのだ。それはないがしろにされているから。人としての距離ゼロで入った相手に、急に女を求められるのは嫌なのだ。

とりあえず今月また会うことになった。
友達として会うからか割と楽しみ。
君は彼女を欲しがってるけど、私は君の彼女にはなれないかもしれない。でも応援はするよ。
だからまず、人間関係を築いていこうね。まだ人間関係が築かれてないのに、急に告白してきたりしないでね。